田舎フリーランスという生き方
- 2019.12.23
- 雑記
こんにちは!よしのぶです
知っての通り僕はガチ無職で田舎のスローライフを満喫している”ダメな大人”のロールモデルそのものなんですが、
実は8年間埼玉と東京に住んで学生(6年)→社会人(8ヶ月)を経験し、田舎に引っ込んで3年ニートゲーマーをやってるので【田舎と東京】【無職と社会人】の両方を結構長い時間かけて見てきたことになります。
そこで今日は田舎で住むことのメリットを適当に語ってみたいとおもいますので、引っ越しや転職を考えてる方は是非話半分で最後まで流し読みしていってください
4つのライフスタイル
まず【どこで】【どう】生きるかについて、ライフスタイルを4つに区分分けしてみます
【どこで】→「田舎で」or「都心で」
【どう】→「サラリーマンで」or「フリーランスで」
- 田舎サラリーマン
- 都心サラリーマン
- 田舎フリーランス
- 都心フリーランス
最近は稼いでるフリーランスの人たちがジョージアとかセブとかにどんどん海外移住してて最早「都心」か「田舎」かしか考えてない時点で一昔前のマトリクスでしかないんですがとりあえずわかりやすくこの4つの区分で簡単なメリット・デメリットを考えてみましょう
田舎サラリーマン
考えうる限り最悪のパターン
まず「田舎は賃金安いけど物価も安いから意外と生活苦しくない」という幻想
これはDV被害者のメンヘラが「毎日首締められてる内に頸動脈強くなってきた」って言ってるのと同じです
僕は九州のとある漁村に住んでます
不動産、圧倒的に田舎が安い。間違いなく田舎最強。
コンビニ、全国で価格共通です
外食、3年前まで通ってた人形町のほうが安いし美味いです
食材、業務スーパーを選べるのは都心だけ
チェーン店、ジョイフルよりサイゼのほうが安い
スポーツジム、大差で都会のほうが安い上に細かくサービスを選べます
モール、イオン?ジャスコでしょ!(過疎)
こんな感じ
賃金が安い(最低賃金ワースト1位)のに物価は変わりません
サービスの選択肢が狭い上に質も驚くほど低いです
競争するほどの密度がないので誰も彼もが殿様商売
売り手側のスキルもしょぼくてシンプルに技術不足が目立ちます。
確かに長く住んでれば感覚が麻痺して苦しい状況にもいずれ慣れるのかもしれません
でもそれDV彼氏からのDVに慣れてるだけなのでDVがなくなったわけじゃないんですよね・・・
都心サラリーマン
家賃が高いことを除けば田舎サラリーマンの上位互換
サラリーマンという生き物は全部が全部TIM(タイム・イズ・マネー)の労働集約モデルに則ってマネタイズしてるわけですから、結局「時給○○円」でしか働けないのなら、より時給の高い企業で働くのがベストな選択肢であることは今更ここで説明する必要もないことです。
同じサラリーマンとしての働き方を選ぶのであればわざわざ大したスキルも身につかない田舎の企業で低賃金労働に勤しむメリットは一切ありません
そして一応補足しておくと、もし「僕は大学でたら適当に働いてすぐフリーランスで独立する予定だし新卒で働くなら田舎でも都会でもどこでもいい」と考えてる就活生がいたらそれは大間違い
「フルリモートで月収70万が平均なんだから田舎で家買って賃貸コスト下げるのが最効率」というスマートな正解を選べるのは第一線の現場を経験した人だけに許された特権です
フリーランスとして平均的な収入がほしいならフリーランスとして平均的なスキルを身につける必要があります。
手っ取り早く実践スキルが欲しいのであれば競争の激しい都心でサラリーマンとしての経験を積むことが最短ルートなのは間違いありません。
田舎フリーランス
最適解の一つ
企業同士の競争がなくてサービスの質が悪い分、個人で入り込むだけの余地が残されています
デメリットとしては「デザイナー」とか「イラストレーター」とか「動画編集者」とか、所謂クリエイターの地方案件単価が低い点。
「地元の企業から案件もらって週一でオフライン打ち合わせしながらあとは在宅リモート」みたいな働き方は現実的にはかなり稀です
なぜなら発注者側の相場観が狂ってたり要件定義すら曖昧な担当がついてしまって業務内容以前の段階でスムーズなやり取りに大きな不安が残るため
解決策は簡単で、都心からのフルリモート案件をすべてオンライン上で処理してしまうこと。
地方だとクリエイターの仕事に価値を見いだせる発注者が少ない
→じゃあ都心の案件を田舎で受ければいいじゃない
必要なのはシンプルにあなた自身のスキルだけ
最近の流れとしては都心で普通に営業として働いてる社会人や学生がテックエキスパートで短期集中のプログラミングスクールに通ってエンジニアとして転職・就職したあとに1、2年かけて現場でキャリアを積んでフリーランスとして地方で独立するパターンはよく見かけますよね
最早王道といっても過言ではないかもしれません
フリーランス専門の案件紹介サイトとして最大手の一つ「レバテックフリーランス」であれば今現在の登録者で平均年収が862万円(誰でも登録できる)となってますし、実際に自分の周りでフリーランスとして働いてる人に数人話を聞いてみても「よほどサボらない限り年収1000万切ることはない」というのが全員の共通見解でした。
都会フリーランス
フリーランスとして高単価で働きつつ、ワークライフバランスを考えた上で都心に住むことを選択した人たち。
フリーランスがなぜ高単価なのかというとTIM(タイム・イズ・マネー)のサラリーマンに対してRIM(リザルト・イズ・マネー)で成果報酬型の働き方へ切り替え易い点が一つの原因として挙げられます。
時給いくらの働き方から1案件単価いくらに変えることで時間の縛りから開放されるという考え方ですね。
そして更に生活コストを下げて可処分所得をあげたいのが上で挙げた「田舎フリーランス」の人たち、
効率化によって生まれた時間的な余裕を都心の上質なサービスを受けることに使いたいのがこの「都会フリーランス」の人たちです。
まぁ好みですよね。
どういうお金と時間の使い方をしたいのか自分で考えて選択すれば間違うことはないでしょう
後は地方よりもクリエイター系の案件単価が高いためそういった一部の職種の方々からしたら都会に住んでいたほうが案件的に有利という点も大きなポイントですね。
【田舎フリーランス】という生き方
結論から言うと僕は都内に住んでた頃から特に頻繁に外で遊ぶタイプではなかったので特に住む場所が足立区から九州に変わって困る点は何一つありませんでした。
冷静にいま振り返っても北千住のラーメン屋に通えなくなったことくらいしかマイナスポイントはない気がします
都心に住んでても、田舎に住んでても、たとえ海外に住んでたって、好きな音楽聞いて読書してゲームするだけの毎日が僕はこの上なく好きなので結局家からでないんですよね
ディズニーシー行こうって言われても本当に家から出たくないしチケットだけ(d払いで)買ってあげるから一人で行ってきてくださいついでにシー限定のカレンダーとグッズの利益商材リスト送るので限数上限まで買ってきてくださいお願いしますって感じでした。
もちろん北千住のラーメン屋に通えなくなったことは心の底から残念ですが試行錯誤する内に博多の屋台ラーメンくらいのクオリティは自宅で再現できるようになったのでよしとしましょう。
というわけで田舎に移住した最大のデメリットはラーメンが食べれなくなったこと
メリットは自炊スキルが伸びたことくらいですね
田舎に住むこと
土地が安い
メリットはこの一点に尽きます
逆にデメリットを挙げると交通的な不便に医療的な不安、教育その他サービスの不足とあとはバスに乗ったときに辺りに漂う加齢臭がキツいことくらいですかね
これら膨大な数のデメリットに対し土地が安いことのメリットがそれらを上回るのであれば田舎に住めばいいし、そうじゃないなら都心部がいい、とてもシンプルな問題と言えます
では「土地が安い」「家賃が安い」とは言っても実際どのくらい安いのか
もちろん田舎と一口にいったところでピンキリなわけで、当たり前に不動産の価値だって1個1個変わるので一概にいくらということはできないんですが、
例として僕が九州の片田舎(人口2万人・漁村・過疎地)で実際に貸し出してる2階建て木造3LDKで家賃4万です。
元は古民家を40万で買取ました。固定資産税やら管理費やらで年間20万見たほうが安全というライン(草むしり外注費用が一番高い)
というわけで田舎の持つただ一つのメリット「不動産が安い」ですが
実際マジでめちゃくちゃ安いです
あとこれは田舎と言っても自治体によって変わるんですけど補助金とか助成金が結構な額支給されます
僕が住んでる自治体だと「ただ住民票を移して地域の企業に就職するだけ」で30万円、家を建てる場合は更に追加で何%とか補助金もらえて、仮に起業する場合も業種によっては何百万単位で支援してもらえます。
自治体側としても過疎で滅ぶ一歩手前みたいな状況なのを自覚してるので移住希望者にはどんどん金払って少しでも流入を増やし人口減少を抑えたいという狙いなのでしょう
フリーランスとして働くこと
サラリーマンというタイム・イズ・マネー(TIM)の労働集約型ビジネスモデルからフリーランスでリザルト・イズ・マネー(RIM)の成果報酬型を目指すことで単価をあげていきましょうという話をしたところなんですが、このTIM→RIMには続きがあります。
それが最終段階のKIM(ナレッジ・イズ・マネー)
「知識集約型」のビジネスモデルです
ブロガーとかせどりのツール開発とか教材販売とか知的生産による業務の割合が多い産業がこれにあたります
電脳せどりも梱包を全部外注化してリサーチをツールで自動化してしまったら時給○円のTIMから時間的レバレッジを目一杯効かせたKIMへと変化させることができます
「自分が労働した対価として時給いくらで仕事を請け負う」よりも、
「勉強して得た知識を元に自分でサービスを作ってたくさんの人に提供する」ほうが何倍も利益がでますという至極当たり前の話ですね
フリーランスとしても仕事をもらう側からサービスを提供する側に回るほうが圧倒的に稼げるわけで、別にこれは田舎に住んでようが都会に住んでようがサービスを作ることの有利不利はつかないので常にKIMを目指す意識だけはしっかり持ちましょう。
田舎移住に向いてる人の特徴
- 飲み会が嫌い
- 生活費節約オタク
- 電脳せどらー
飲み会が嫌い
僕は飲み会が嫌いです
飲み屋の薄まったアルコールドリンクが嫌いだし、ウェイ系のDQN達がウェイウェイしてる雰囲気も嫌いだし、酒飲みながらビジネスの話するのが嫌いです。
というか凄い個人的な話をするとガヤガヤしてる音を聴くのが嫌なので未だに外出時はノイキャンワイヤレスイヤホン常備してます
もちろん自宅は防音室です。
あと原価厨なので酒は個人輸入で自宅のお酒専用冷蔵庫に常にストックしてます。
いまこの文章かいててもしかして僕って社会不適合者なのかなってちょっと思いました
というわけで田舎サイコー!
終電が20時だから夜中に酔っ払いがウロウロしてることもありません
ここだけは足立区に完全勝利してるポイントかも
生活費節約オタク
なんか昔から生活費節約するの好きなんですよね
虫が活発になる夏前に山入って木を切り倒して持ち帰って来て薪割りして1年以上乾燥させて翌年冬に薪ストーブで燃やして暖房代節約とかどう考えても「隣町のガソリンスタンドがリッター1円安いから歩いていってくる」と同じくらいの時給換算なんですけど何か割っちゃう
まぁ薪割るのも暖炉で薪燃えてる前で読書するのも好きだから半ば趣味みたいな感じですね
こんな感じで生活費極限まで抑えて「無意識に毎月1ヶ月1万円生活してた」みたいな毎日ですけど不思議と何も我慢してる実感はないんですよね
いやもし家の隣に鬼金棒ができたら毎日外食したいんだけどそもそも最寄りのマックとか松屋すき家まで片道で山3つ20km以上離れてるせいで自炊する以外の選択肢を失ってしまってるという感じ
自宅で低コスト料理のレシピを追求した結果100円200円でもそれなりに美味しい料理作れるようになったので松屋いくなら自分で作ったほうが美味しいなと思い始める始末
電脳せどらー
電脳せどらーは田舎有利です
正しくは、事務所の広さが要求されるので土地代が安いほうがコスト浮いて利益を残せます。
電脳せどりって作業するのに結構なスペース使いますからね
「梱包外注雇ったんだけどこんなに部屋に荷物入らないって言われて契約きられた」みたいなのもよく聞く話です
いまや僕も部屋に140サイズダンボールが10個20個積まれても「そろそろ納品するかぁ」で終わりだけど一般人からしたら異常な光景ですもんね
事務所に全部まとめて送ってもらって、梱包外注さんに来てもらってそこで梱包してもらうスタイルをとるにしてもかなりの広さ必要になることは間違いないのでできるだけ土地代の安い田舎を選びましょう
ただ残念なことに田舎で電脳せどりを行う上で不利なポイントもあります
「小田原FCまでの送料が高い」
というあまりにも痛すぎる欠点
2020年ヤマト便終了説がまことしやかに囁かれる昨今、郵送費の削減は全せどらー共通の優先課題
僕が思うに最強の田舎ポジションは静岡です
それか小田原に住んで直でFCに持ち込み納品
まとめ
支出を減らしたいなら田舎へGO
周りに人がいなくて店舗もなければ金の使いようがないので嫌でも節約になりますね
使う場所がないのにお金貯めてどうするのって感じですけど
せっかく土地がやすいのなら土地を買いましょう
僕も山買ってソーラーパネルおいて売電してます
たまに遊びたくなったら飛行機で東京いけばおk
今や国内でどこから飛んでも成田まで片道8000円とかでいけます
むしろ海外に旅行いくのだってセール期間ならシンガポールまで2,3万でいけちゃう
フィリピンやタイであれば24時間ガードマンが巡回してるプール付きのコンドミニアムで月の家賃3万円程度です
買い物がネットで完結して低コストでどこにだって移動できて世界中どこにいても仕事ができるこの現代社会で、あなたが都心に住む理由はなんですか?
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