これからポイントせどりを始める人に知ってほしい2つのこと
こんにちは よしのぶです
8月にAmazonFBAでセラー登録を行い、計3回の納品を経てせどらー生活2ヶ月目が終わろうとしています。
当ブログでもちょうど4週間前に「28歳職歴なし学歴なしの無職が1ヶ月転売生活して感じたこと」を公開し、そこから更に1ヶ月転売生活を続ける中でTwitterのフォロワーさんがジワジワ増えてきたり質問箱にファンメールが届いたり占い師様(?)から有り難い予言の言葉を頂いたりと、日々やり甲斐を感じながらモンハンしてます。
そんなハンターライフの中で僕が2ヶ月せどりをして初めてわかったことがいくつかあり、その中でも「これに気づけないとオワってたな」と思えるほど重要なことが2つありましたので今回はこれからポイントせどりを始めようと思っている人に向けて「これだけは知っておいて欲しい2つのこと」を共有していきます。
せどり始めようか迷ってる人・セラー登録したもののその後の方針がわからない人は是非最後まで読んで参考にして頂けると幸いです。
キャッシュフローバランス
キャッシュ・フロー(cash flow、現金流量)とは、現金の流れを意味し、主に、企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいう。
Wikipedia
現金が余って余って仕方がないからポイントせどりを始める人はいません
今からせどりを始めようと思っているあなた、もしくは始めたばかりのあなたは恐らく「いまこの商品100万で買って半年寝かせたら200万になる」と言われてもピンとこないことでしょう。
実際に「今からせどりを始めたいんです」という人の大半は貯金が数十万で与信枠30~50万のクレジットカードを1,2枚持ってるだけという方がほとんどのように感じます(統計データはないので完全な体感イメージです「せどり初心者ですけど油田持ってます」みたいなクソリプは辞めてください)
ですので今回は実際のお金の流れに則って実務上のキャッシュフローがどういうもので、どこに注意しないと資金ショートが起こるのかという点にフォーカスしてみたいとおもいます。
現金の流動性
例として「楽天カード」を使用して「楽天市場」で仕入れた商品をAmazonで販売する際のキャッシュフローモデルを考えてみます。
- 楽天カード:月末締め翌月末払い
- 楽天ポイント:月末締め翌月15日還元
厳密に言うとポイントの還元は13,14,15,25日と多少分散されて配られますけどわかり易く解説するため一括で15日に還元されるものと仮定します。
その上で例えば9月5日の楽天マラソンで11万円分の仕入れを行ったとして、スムーズに納品を行い9月11日に16万円で売り切ったとします。
Amazonの場合だと引当金という名目でAmazon内に一部資金を一定期間保持しなければならない(消費者からの返金申請に対応する資金とする)ため商品が売れてから現金として自分の手元に戻ってくるまで2~4週間のタイムラグが生じますので、11日に16万円売り上げた分から手数料が約3万円前後引かれて13万円が9月26日に入金されます。
(レビューがついて評価があがっていけば引当金として内部に留保される額は小さくなっていきます)
さて、ここまで全て順調に動いて9月5日に11万円分のクレカ与信枠を消費して購入した分で9月26日に13万円の現金を得ることができました。
また楽天市場での買い物にはSPUやマラソン、各種キャンペーンの還元ポイントが適用されるため、10月15日には追加で3万ポイント前後の「楽天スーパーポイント」を追加で得ることができます。
「楽天カード」は月末締めの翌月末払いですから10月31日には9月5日仕入れ分の11万円が引き落とされます
9月26日にAmazonから入金された13万円と10月15日に受け取った3万楽天ポイントから後払いで11万支払うわけですからキャッシュフローは完璧と言えます
バランスが崩れたら
世のせどらーが日常的に使うホットワードに「縦積み」という便利な言葉があります。
ある程度の期間在庫として商品を抱えることを前提に見込み利益の高い1つの商品を何十個、何百個、場合によっては何千個も買い集めることです。
ex.「任天堂ファンだからSwitch400台縦積みしてる。相場あがったら中華に投げようかな」
繰り返しになりますが「楽天カード」は月末締めの翌月末払い
9月5日に買い物しても9月25日に買い物しても支払日は10月31日です。
前のケースと同じように11万円で買ったものが1週間後に16万円で売れて13万円と3万ポイントが手元に還ってくるパターンを想定したとしても仕入れタイミングが9月5日から9月25日に変わるだけで10月31日の時点で商品代13万円がすでに入金されているか「引当金」としてAmazon内部に留保されているかでキャッシュフローは大きく変わってきます。
「縦積み」でもしようものなら間違いなく先にクレカで現金を引き落として後から時間をかけて利益を回収していくことになります。
クレカで買い物するけど実質的には先払いになるという形ですね。
これを理解しないまま「見込み利益はとれるからとりあえず買えるだけ買っとこう」「クレカ支払いだし売上金から商品代支払えば大丈夫でしょ」といった仕入れを行うとめでたく資金ショート、大切なクレヒスに傷跡を残す結果を招くことになります。
特にせどりを始めたばかりで現金としての資産が少ない方は注意しましょう。
ポイント≠現金
「ポイントせどり」というくらいですから粗利に対し還元ポイントが占める割合は必然的に高くなります
「楽天マラソン」を1周走って現金11万円を1月後に現金13万円+3万ポイントに変換したとしてそれは間違いなく確かに「粗利2万円+3万ポイント」と言えますが、間違っても「粗利5万円」とはなりません。
(期間限定)楽天スーパーポイント3万円分を現金3万円に変換するためには、また同じように楽天市場で買い物したものをAmazonに出品して、引当期間を経て1ヶ月後のAmazonからの入金を待たないと現金化できないためです。
※通常楽天ポイントのほうは楽天カードの決済に充てたり「つみたてNISA」で投資に回せたりしてすぐ現金化できる
今から低資金でポイントせどりに参入される人はポイントを現金化するにも1ヶ月前後かかるという認識を正しく持って「現金」でどう資産を回すか・キャッシュフローのバランスを保つかという点を意識しましょう。
「誰でもせどりで月収20万」のホントと嘘
まず結論から言います
あなたが与信枠30~50万円のクレカを2種類以上持っていて、そこそこのスペックのパソコンとネット環境の中で1日1,2時間程度の時間を自由に使えるのであれば、現金資産30万円程度からでも間違いなく2ヶ月目には月収20万を達成することができます。
「20万円」という数字の根拠
前段では「楽天マラソン1周につき粗利2万円+3万ポイント」というメカニズムについて解説し、「3万ポイントは1月待たないと3万円にできない」と締めました。
「2ヶ月目には月収20万」の「2ヶ月目」にはこのポイントを現金化する時間が含まれていますので、「誰でも2ヶ月目で20万なら超高校級の天才たる我なら一ヶ月目からイケちゃうのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが残念なことにこの2ヶ月のラグは誰にも打ち消せません。
さて、巷では「誰でも簡単1日1時間からの作業で月収20万♪」と好評のポイントせどりですがこの数字にも根拠があります。
楽天マラソンは7月で2回、8月は1回、9月は2回開催されました。
月に2回マラソンを走るとしたらそれだけで10万円の利益が見込める計算になります。
せどらーが大好きなYahooショッピングも「5のつく日5倍デー」「ハッピー2アワー」とデイリークーポンをあわせれば5万円の利益を出すことは簡単ですし(楽天で買ってAmazonで売るときに同じ商品をYahooからも追加購入すればいいだけ)
最近では「dショッピング」だけでなく「オムニセブン」や「ひかりTVショッピング」等のECサイトも毎月のように還元キャンペーンを行っており、このブログでも紹介してるように「イオンカード」「JCBカード」等のキャッシュレス決済による20%還元キャンペーンを利用することで10数万円の仕入れから5万円前後の利益を取ることができます
特にプレミア商品を掘り当てたりトレンドに誰より早く飛びつくことなく定番の人気商品だけをポイント割引利用で購入→販売した差額の利益だけで、誰でも簡単に20万前後の数字が作れるという理論には何一つ間違いはありません
月収20万の「条件」
せどりは一種の「投資」ですから、0円を20万円に増やすことはできません。
粗利率数%の商品にポイント還元率の20%を乗せて収益化するモデルなので20万円の「配当」を得るには最低50万円は「投資」する必要があります。
例えば50万円で仕入れた在庫を75万円で売り切って手数料15万円を差し引き60万円が売上金として戻ってきた場合に、この50万円→60万円の現金収益10万円に50万円の買い物を行ったことに対する20%10万円分の還元ポイントをあわせて20万円の収入とする作業です。
なので自ずと条件は定まってきます
クレカの与信枠が最低50万円以上あること、yahooショッピングの還元適用を受けるためのYJカード、楽天SPUをあげるための楽天ゴールドカード、他20%還元キャンペーンの対象カードを持っている(作れる)ことです
持っていなければ誰にも不可能、持ってさえいれば誰でも可能。
シンプルですね
粗利率とROI
粗利率という言葉を知らないせどらーはいません
1万円の商品を売ったときに1000円利益がでたらそれは粗利率10%の商品ということです
基本的にはこの「粗利率」を見ながらそれぞれの仕入れ見込み商品に対し買うか買わないかの選択を行っていくのですが
もう一つ「ROI」という大事な指標があります
《return on investment》投資額に対し、一定期間に稼いだ収益の割合。企業の収益性を測る指標の一つで、数字が大きければ収益性が高くなる。
ざっくり説明すると「何円の投資に対して何円の利益が回収できたんですか」という数値がROIです
日本語に訳すと「投資収益率」とか「投資利益率」とかよばれます
7000円の商品を買って1万円で売って手数料を2000円払ったとき利益は1000円残る計算ですから、この場合は7000円投資から+1000円の利益を回収できたとしてROIは1000/7000*100=14.28(%)となります
500円投資して1000円戻ってきたら500円投資の+500円バックでROI100%
500円が500円のまま戻ってきたら+0円なのでROIは0%です。
粗利率と違う点はダイレクトで「どれだけ元手になる資金を抑えた上で効率良く現金を増やせたのか」を問うている部分になります
その商品を売ったときにいくら利益が入るのかを表すのが粗利率
その商品を仕入れて売ったときの資金運用のコストパフォーマンスを表すのがROI
せどりは投資です
コスパよくお金を増やしましょう
最重要指標【回転率】
【回転率】という言葉は使う人によって少し意味が変わったりもするふわっとした概念ですがここではその商品の「1ヶ月あたりの予測販売数」と定義します。
「モノレート」と「モノゾン」を見ればだいたいの値は推測できます
この回転率こそが商品を「何個買うか」を判断する上で一番大事な値です
極論を言えば毎日100個売れる粗利率3%の商品のほうが3ヶ月に1個しか売れない粗利率100%の商品より優秀です。
前者が300個仕入れれる状況であれば迷わず300個全部買い占めましょう
後者が何個売ってあろうと買わなくていいです(資金に余裕があったとしても1個)
1日で100個も売れるはずないと思う人が多数かもしれませんが売れる商品は1日で100個本当に売れます
何より回転率が低い商品を買うことのリスクは完全な「売れ残り」にあります
粗利率がどれだけ良かろうと売れて初めての収益
「見込み利益」と「実粗利」はまったく違います
その商品の回転率さえ良ければ仕入れ値を多少割ったとしても「なんとか致命傷で済んだぜ」って言いながら赤字で売り抜けることができます
損切りですね
でも回転率が悪い商品は損切りすらできません
仕入れ値の分だけ100%赤字です
ハドラー様でも即死します
例えば僕は8月に60種類の商品を納品して5週間で46種売り切りました
残り14種の商品は販売継続中です。
イメージ的には40万円分仕入れて60万で売り切ろうとしたのにまだそのうち9万円分の在庫(仕入れ値6万円)が売れ残っているといった状況です
完全に売り切っていれば60万円の売上金から40万円の原価を支払えばよかったのに9万円分の在庫があまったせいで51万円から40万の支払いを行うことになってしまったわけですね
60種類の仕入れ商品の内訳を46種の高回転低粗利商品+14種の低回転高粗利商品としてしまった結果とりきるはずの利益を9万円分逃し、仕入れ値ベースで6万円の機会損失を起こしてしまった形になります。
こういった事故を極力無くすコツはひたすら【回転率】基準で商品選定を行うことです。
特にせどりを始めたばかりの人にとって「現金9万円が口座に戻ってくること」と「9万円分の在庫がAmazon倉庫に資産として残ること」の意味は大きく変わってきます
現金がないと次の仕入れができない
現金がないとクレカ引き落とし予定日に資金ショートがおきる
という問題に直結するためです。
一番大事なことなので何度も繰り返しになりますが
せどりは投資です
損切りできる状況で資金BETしましょう
よく質問されること
- 有料ツール使ってますか?
- 《せどり塾》とか《サロン》は利用してますか?
有料ツールはマカドだけ使ってます
このツールなくしてAmazonセラーを継続することは不可能です
全人類登録することを強く勧めます
あと有料のリサーチツールやサロンに関して、僕は全く否定的な意見を持ちません。
実際に使用者の話やツールが動いてるのを自分で見て、なるほど確かにそれぞれの有料サービスに月額1万程度の価値は十分にあると認識しました
例えば僕がまったく知識0の状態から「10万円で中国輸入を教えるサロン」に入会したとして、僕自身が指示された通りに学習・行動して中国輸入のための追加資金を投入すれば間違いなく初月から数万円の利益を回収することができます。
ただ、僕もこの2ヶ月せどりを勉強してきて「10万投資で12万戻ってくる」くらいの案件であれば国内でいくらでもあるんですよね・・・
なので僕自身のリサーチ範囲が飽和するまで、機会費用が限界を迎えるまではこのまま勉強しつつ資産を増やしたほうがいいかなという判断の元、今は無料サービスのみで勉強期間に充てることを選択しました。
まとめると・・・
- クレカと最低限の知識さえあれば月20万は確実
- キャッシュフローのバランスが崩れた時が人生の最期
- リサーチするのに特別なツールも情報網も必要ナシ
- マカドは神
以上、「これからポイントせどりを始める人に知ってほしい2つのこと」でした
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