電脳リサーチにはやり方が2種類しかないという話

電脳リサーチにはやり方が2種類しかないという話

せどりを行う上で一番利益を左右する要素は「リサーチ」です

 

リサーチが出来ない人は利益を伸ばせませんし、

「私はリサーチはできないけどせどりは得意です!」なんて人そうそうお目にかかることもないでしょう。

 

最早リサーチで全てが決まると言っても過言ではないほど重要なプロセスですが、実は電脳せどりにおける「電脳リサーチ」にはやり方がたったの2種類しか存在しません。

 

僕が勝手に「入り口リサーチ」「出口リサーチ」とよんでいる2つです。

 

今日はその2種類の電脳リサーチについて語っていきたいと思います

 

2種類の電脳リサーチ

せどりは安く買った商品を高く売るビジネスです

利益が出るということは「安く買える商品」を見つけて「高く売れる場所」に移動させたということです。

買ったままだと利益はでませんし、売る場所だけあっても商品がないとお金になりません

 

「安く買う場所」と「高く売る場所」の両方が必要不可欠です

 

そして例えばとあるせどらーが「楽天市場」から仕入れた商品Xを「Amazon」で販売した時、

「楽天市場」にはXが買われた痕跡が、「Amazon」にはXが売られた痕跡が残ります。

 

「仕入元」から「買われた」商品を探すのが入り口リサーチで、

「販売先」から「売られた」商品を辿るのが出口リサーチになります。

 

入り口リサーチ

電脳せどらーが商品を仕入れるサイトはたくさんありますが、やはり一番メジャーなのは楽天市場でしょう。

 

親切なことにリアルタイムランキングなる神機能が標準装備されてますので「今何が一番買われてる商品なのか」を一目で確認することができます。

 

更に嬉しいことに店舗によってはリアルタイムの注文状況まで閲覧できるようになってますので忘れずに「お気に入りショップ登録」でマーキングしておきましょう。

どの商品がどのくらい売れてるのかを正確に把握できるデータは大変貴重ですので常に人気商品と売れ行きをチェックするのはとてもとてもとても大切な作業です。

 

慣れてくると「この時間帯の楽天リアルタイムランキングで○○位ということは1時間あたりの回転率がこのくらいで、このカテゴリの商品は購入者の何割がAmazonに販路持ったせどらーだからこの後出品者が△△人くらい増えてカート価格☓☓円くらい下がるだろうな」みたいな予測が立てられるようになります。

 

入り口リサーチのメリット

アドバンテージ
  • 粗利率・ROIの確保
  • 再現性の維持
  • セール情報の把握
 

粗利率・ROIの確保

仕入先のサイトからリアルタイムで「今買われている」商品を探すわけですから、当然その商品にはたくさんの人(せどらー)から買われるべき何らかの理由があるはずです。

そしてその理由は往々にして「今安いから」買われている場合が多いです

安いから買われているということは必然的に売ったときの利益率は高くなります。

 

「売れたら」利益が大きいという話なので実際に売れるかどうかは保証できないわけですが

 

再現性の維持

リサーチのポイントが決まっているため昨日まで行っていたリサーチと変わらない手法が今日も、そしてこれからも通じます。

特別な技法やツールを使用するわけでもないのでやり方さえ覚えれば誰にでもずっと使えるのが入り口リサーチの大きなメリットです。

 

最初に例に挙げた楽天市場と同じく、例えば「ロフトネットストア」であれば「アウトレット」「50%オフセール」「売れ筋ランキング」だけチェックするのが最短・最効率のリサーチになります。

 

1個220円の玩具が14個セット5400円

回転率は悪いですがFBA出品者がいないため1,2ヶ月放っておけばこの値段で売れていくだろうというようなグラフでした。

 

セール情報の把握

これはリサーチに必要な情報でもありメリットでもあるのですが、どのサイトがどういうセールをどのくらいの周期が行っているのかという情報を自然と収集することになります。

 

例えば上の例で解説したオムニセブンのロフトネットストアであれば大体月1周期でオムニセブン自体の20%還元セールがあり、その際にロフトネットストア独自の割引セールも開始される場合が多いです。

あとは毎週金曜の正午に50%割引セールの対象商品が変わりますので素早くリストチェックして利益商品をピンポイントで買いきってしまうのがベストでしょう。

 

金曜日だと大体11時過ぎからブックオフオンラインの在庫情報が更新されるので中古プレミアのプロパー本と雑誌の在庫監視だけ行ってそのままロフトネットストアのリサーチを行うのが僕の金曜日の日課です。

 

オムニセブンのセールについては過去記事で解説してますのでコチラもあわせてどうぞ!

 

出口リサーチ

次は少しマイナーな「出口リサーチ」

対象販路の「今何が一番売れているのか」という情報を元に逆探知で仕入先を辿っていく手法です

 

例えば「Amazon」で販路を設定する場合はカテゴリ別の「売れ筋ランキング」から逆探知するのが一番わかりやすいですね

ただ楽天市場のリアルタイムランキングとAmazonの売れ筋ランキングでは、それが持つ意味合いも、要求される知識もまるで変わってきます。

 

リアルタイムランキングのリサーチは最初から売り先がAmazonで固定されてるのでランキング掲載商品の値段を見てAmazonのカート価格→モノレートをチェックするだけで終わりですが、

売れ筋ランキングからのリサーチはそもそも仕入先が決まってません。

 

Amazonで売れてる商品がわかったところで、その商品がどこで・何円で買えるものなのかは自力で調べる必要があります。

必然的に商材情報とECサイトを自分自身で網羅して、どの商品がどこで安く買えるのかを把握できてる人じゃないとこのリサーチはとても非効率的です。

 

逆に商品知識・販路を広く持ったせどらーからしたら楽天のリアルタイムランキング以上に有用な情報源と言えるでしょう。

 

ちなみに画像のAmazonカート価格7,500円の商品は6,500円(-獲得ポイント約20%)で買えるショップがネット上にありました。

これからクリスマスシーズンにかけて子供用の玩具はどんどん回転率あがっていきますからカート価格が上がりきったタイミングで売り捌いて一気に高利益狙いたいところですね

 

出口リサーチのメリット

アドバンテージ
  • 仕入先の新規開拓
  • 回転率の維持
  • トレンドの把握
 

仕入先の新規開拓

入り口リサーチは楽天なら楽天市場内の商品ページからリサーチをかけていく手法なので、当たり前のことながらずっと楽天の商品しかリサーチにかかりません

新しい利益商材を一つずつ見つけることはできでも新しい「仕入先」が増えることはないです。

楽天のリアルタイムランキングからリサーチした結果何故か新規のネット卸との取引が始まるパターンなんて中々ないですよね

 

ただAmazonの売れ筋ランキングから仕入先の逆探知を行う場合は楽天やyahooだけチェックしてても全く結果はでません。

必然的にそれ以外の仕入先を自分自身で探していくことになります

 

一例を挙げるとするなら例えば、

 

・本カテゴリのランキングに掲載されたAmazonでプレ値がついてる人気商品の在庫を「セブンネットショッピング」「e-hon」「アニメイトオンライン」「TSUTAYA online」「HMV&Books」「ホビーサーチ」「HonyaClub」「紀伊國屋書店ウェブ」「honto」「bookfan」「Neowing」「NETOFF」の公式サイトからそれぞれリサーチする。

 

みたいな感じです。

プレ値の商品を定価で買えるなら安いですし、穴場になってるネットの本屋を発見できれば次回以降も繰り返し利用できますからこれから先の利益チャンスにも繋がります。

 

別に本に限らずDVDでも玩具でも家電でもベビー用品でも同じ用にそれぞれ特化した通販サイトが無数に存在しますのでそれらを全てブックマークにまとめておいてこまめに欠かさずチェックするよう習慣づけていく必要があります

 

「習慣という名の鎖は、抜け出せないほど重くなるまで、軽すぎて、存在を感じることができない。」

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。

 

あなたの習慣があなたの販路と年商を決める最大要因になると思えば、面倒で非効率的なリサーチも苦にはならないことでしょう。

 

回転率の維持

日本のEC市場占有率1位のAmazonと2位の楽天では、「売れ筋ランキング」と「リアルタイムランキング」のランクインのためのハードルがまるで違います。

 

時間帯やセール状況にもよりますが楽天の全体ランキング1位をとった商品よりAmazonの”カテゴリ別”ランキング100位のほうが回転率で見て優れた商品になっているというようなことだって割と日常茶飯事です

 

なのでAmazonのランキングでカテゴリ別の100位に入ってるような商品は月間で何百個も安定して売れるような大ヒット商品ばっかりだと思っていいです(正確にはそのカテゴリにもよります)

特に本とかヘルスカテゴリに関しては1日に何十個も瞬間的に売れていく商品が何種類もあります。

 

トレンドの把握

とりあえずカテゴリ別に100位まで覚えておけば全体的な物販業界のトレンドを追うことができます

 

あなたの身の回りでどんなにレゴブロック製品が売れてなくても、玩具カテゴリの売れ筋ランキングにレゴ製品がランクインしてたらレゴは間違いなく日本で売れてる商品と判断して大丈夫です(楽天だと瞬間的に売れただけの商品が1位になって実際は月の販売数はそれほどでもない場合が多々ある)

そしたらそのレゴ製品のカタログ番号とパッケージを覚えておいて次回トイザらスに行ったときにチェックしてみましょう

 

化粧品やヘアケア用品もトレンドがとても大事です

最初のうちは商品名を丸暗記する必要はないのでとりあえずメーカー名だけ覚えていきましょう

「このブランドのこのシリーズのシャンプーめちゃくちゃ売れてるんだな」みたいなぼんやりしたイメージだけでもいいです

 

一々モノレートで販売数を確認したりする必要もないです

「売れ筋ランキングに掲載されてる」=「約束された回転率」なのでモノレートグラフを見るまでもなくめちゃくちゃ売れてます

 

バランスよくリサーチするのが大事というまとめ

入り口リサーチはとても楽です

僕も日がな一日ベランダで座って読書しながら楽天リアルタイムランキングだけポチポチして暮らしていきたい

それくらい快適でまったくストレスを感じません

人生ベリーイージーです

 

でも入り口だけ監視してても自分より上手なベテランせどらー達には絶対追いつけません

やっぱり「ランキングには上がらないんだけど隠された人気商品があって在庫補充のたびにこっそり買い足してる」みたいな商材を抱えてたほうが将来的にはすごく楽です

 

出口リサーチは最初のうちはとても非効率です

多分あまりにもリサーチが進まなくてストレスで胃に穴空きそうになります

けどやりましょう

今のあなたが無駄にストレスを負うことは、将来のあなたのストレスを軽減することに繋がります

 

仕入れ先増やして販路も拡大して快適ニート生活を満喫したい

1年後の自分のために今から「出口リサーチ習慣」作っていきましょう!