【傾向と】Amazonでありがちな「いやがらせ」【対策】
- 2020.01.06
- Amazon
Amazonセラーの皆さんこんにちは!
年明けからこんな質問いただきましたので回答していきます
新規でセラーアカウントを開設されたばかりの方には信じられないことかもしれませんが、近年の中国人セラー進出により無法地帯と化したAmazonでは日夜ありえないほどに低次元な盤外戦が繰り広げられています。
例えばあなたが卸売業者を通してメーカーの生産ロットを抑え競合セラーより有利な条件で仕入れを行うことで結果その商品カタログのカートを独占できる状態が続いたとします。
当然他のセラーから見たら「なんでこいつこんな在庫抱えてるんや!しかも売値安い!!どこから仕入れてるんだくぁwせdrfじ」ってなりますよね
中にはどうしてもあなたを出品者一覧のページから消したくて、敢えてあなたの商品を購入したあとAmazonに「この出品者は偽物を販売してます」と嘘の報告を入れる人が出てくるかもしれません。
その場合はAmazon本体からあなたに対しアカウント停止処理を入れた上で【真贋調査】が入る可能性があります
真贋に入った場合はあなたのアカウントは完全に停止してAmazon口座内の金も動かせません
心臓が止まった状態です
カード支払い日までにサスペンド解除できないと詰みます
そんな理不尽なこと流石に無いだろうと思うかもしれませんが残念なことにガチです
しかもこの”嘘クレーム”に関しては完全なガー不、結論から言うと対策不可です
もちろんこれは嘘クレームする側の競合セラーからしても連発しすぎたら自分がAmazon側から調査されて不正を辿られてしまう諸刃の剣なので日常茶飯事のようにこのレベルの嫌がらせが飛んでくることは流石にありません
がしかし、軽めのジャブみたいな嫌がらせであればほぼ毎日飛んでくるので何も対策してないという人はこの記事を最後まで読んで是非「いやがらせ対策」万全の状態で競合を迎え撃ちましょう!
代引き連打
沖縄の架空住所から大量の注文を入れられます
商品が沖縄に送られてる間あなたは在庫切れを起こした状態です
もちろん1週間後には宛先不明でFCまで返送されてFBA在庫として復活するのですが、この場合でも1点あたり数百円の「代引き手数料」は出品者が負担する規定になっています。
FBA出品している商品を夜中に大量注文いれられて朝起きたときには既に代引き発送済み、\(^o^)/オワタ
対策は「最大注文個数」の設定
[amazon seller central] > [在庫] > [詳細の編集] >[最大注文個数]
以上から注文個数の制限を行うことができます
ただぶっちゃけた話ほとんどのセラーが複数のアカウントを使い分けてる状況なので仮に上限を5に設定したりしても10垢使い分けて50個代引きとか全然きます(笑)
なので完全に防ぐことはできません
ある程度諦めましょう
支払い永久保留
カートにいれた商品をクレカ決済で買わずにコンビニ決済や代引きとして発注し、そのまま支払期日の10日後まで放置する手法です。
この場合対策は簡単で、[amazon seller central] > [注文] > [注文管理]から出品者都合によるキャンセルを行うことでFBA在庫としてその場で復活させることができます。
が、出品者都合の注文キャンセルが続くと自分のアカウントヘルスが下がりアカウント停止リスクが上がります。
この場合はAmazonのテクニカルサポートに直接連絡をとって事情を説明した上でテクサポ側からキャンセル処理をいれてもらいましょう。
また上の”代引き連打”と合わせてこの”支払い永久保留”はかなりの高頻度で嫌がらせに用いられます。
その場合は「支払い方法の設定」から「コンビニ払い/代金引換」を制限することも可能です
[amazon seller central] > [設定] > [出品用アカウント情報] > [支払い方法の設定] から変更できます
ただこの手法を用いた場合は「普通にコンビニ支払い/代引きで商品を買いたいだけの善意のお客さん」からの購入も弾くわけですので売上は減ります
ちなみにAmazonセラーお馴染みの出品ツール「マカド」でも出品時に商品に対し個別で支配方法の制限をかけることができます
特にトレンド系の商品なんかの「出品して最初の1日が勝負」みたいな商品に関してはこの機能を使って代引き制限をかけた上で出品するのがオススメです
その他マカドに関する説明はコチラの記事を参考にどうぞ!
燕返し
名前はいま適当につけました!
購入した商品の中身を入れ替えた上で返品されてきます。ガー不です。
中には新品でスマホを購入して中身を中古品に入れ替えて返送してくるクレイジーな嫌がらせを受けた報告もあります
対策としては「シリアルコードを控えておく」くらいしかできることはありません
では中身を入れ替えた状態で返送されてきた商品をAmazonに報告して「中の製品と箱に記載された個体識別番号がズレてる」と報告すれば補填を受けれるかと言うと、必ずしもそうではありません。
中身をすり替えた上での返品に対し、Amazonが補填してくれたパターンも、何故か補填を受けれなかったパターンも両方あります。
おそらく担当の気分です
個人的には全額とはいかずとも8割以上補填してくれるパターンが多いように思います
祈りましょう
すり替えに限らず、例えば中身を丁寧に破壊した上で返品してくる謎に手の混んだ嫌がらせだったり、なぜか返品後の商品状態を把握しないまま返金処理を済ませてしまうAmazon本体だったり、
世の中には理不尽なことはたくさんあります。
交通事故に遭ったとおもって諦める他ありません
ただ諦める前に一回テクサポと電話する癖だけはつけておきましょう
テクサポへの電話対応は
「お問い合わせ」 > 「Amazonから出荷」 > 「上記以外のFBAの問題」
ここからEメールか電話かチャットでの対応を選択できますがスピード感重視でとりあえず電話を選んでおけば間違いありません
また、担当が変われば裁定がかわることも多々あるため補填の内容に満足いかなければひらすら粘りましょう
粘っても無理なときは無理ですけど論理的にこちらの無過失を立証することができれば大抵の場合なんらかの補填がもらえます。
まとめ
Amazonというお客様ファーストのプラットフォームを利用する以上、出品者としての立場で正面から嫌がらせに対抗することは相当にハードルが高いことは間違いありません。
今回は競合セラーからの嫌がらせとしていくつかの手法を解説しましたが、
普通に「クリックしたけどやっぱりいらない」といって返品してくる一般客も少なからずいます
しかもそれが素直に「やっぱり返品します」で返送してくれたらAmazonからの補填で済む話なのに、何故か「カタログと違う商品が届きました」みたいな違う理由を選択して返品される場合も多々あるわけです。
そうなるとAmazonからの補填もなければ、一旦FBA在庫として納品した商品を全て返送処理してもらった上で再度型番の確認をする必要がでてきます
時間も金も果てしなく無駄です。
もしポジティブシンキングで無理やり【ド腐れクレーム客の良いところ】を探すとしたら、理不尽と向き合う覚悟を無理やり迫ってくれるせいで他の「金銭的・時間的損害が発生しない嫌がらせ」に対してはそよ風ほどのストレスも感じなくなることでしょうか。
僕もTwitterやブログで情報発信してるとそこそこな頻度で謎の脅迫文めいたメッセージを受け取ることがあるわけですが、どれだけ悪質で心に刺さる文章を綴られたとしてもまずメッセージを開いた瞬間に「よかったAmazonアカウントスペシャリストからのメールじゃなかった^^」ってまずは心の底から安心します。
そしてメールを閉じた3秒後には内容なんて忘れてます。
to C , to Bのビジネスモデルに関わらず誰かと関わって生きていく上でこういった”盤外戦”を避けて通ることはできません
本当に交通事故としかいいようのない一方的な理不尽に打ちのめされる局面を迎えることもあるでしょう
少なくともAmazonにおいては事前に対策をしておくことである程度スムーズに復活する準備を整えること自体はそこまで難しいことではありません。
万全の体制を整えた上で戦いましょう
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