せどり初心者が陥る致命的なミスと価格競争の罠

こんにちは よしのぶです

昨日「これからポイントせどりを始める人に知ってほしい2つのこと」を公開したところ沢山の方にご盛況いただき、PV数も伸び、Googleからアドセンス収入も385円もらえました。

ざっくり2時間かけて書いた記事なので実質時給200円弱です

というわけで今日も時給200円目指してブログ書いていきたいとおもいます!

 

せどり初心者が陥る致命的なミス

初心者に限らず、そして電脳せどりか店舗せどりかにも関わらず、全人類せどらーが過去現在未来永遠に直面する最大のトラブルはこれです

 

価格競争

その利益は虚構

丁度1ヶ月前Twitterせどり界隈を賑わせた駄菓子「ひもQ」の終売情報

特に好きなお菓子でもなく思い入れがあるでもなく、でも利益が取れると悟った瞬間それまでの「無関心」がいきなり0→100で「好き」に変わる。

そんな僕らせどらーですから当然呼吸するかの如くまずはモノレートで「ひもQ」チェック

 

なるほど確かに死ぬほど売れてる

いやむしろ「売れすぎている」

商品が売れているということは当然ながら買った人がいます

たったさっき終売情報が流れたひもQを」「Amazonで1時間あたり何百個も」買った人がいるんです

そしてモノレートユーザー数が「1117」マーク

1100人以上の人がモノレートを見て、その中で「利益が取れる」と思ったせどらーがひもQを買ったわけです

 

1500円以下で仕入れて3000円以上で売れると「見込まれて」大量に買い集められたひもQ

翌々日にはAmazon出品者が40人まで増えてカート価格は1200円まで下落

1993年に祝福されて産まれ落ち、明治のお菓子製造部門を影から支え26年のロングランを経て安らかに眠ろうとしたところで最期の最期にAmazon倉庫に積まれ死蔵する悲運のひもQ・・・

 

見込み利益は所詮”見込み”利益でしかありません

予想した通りの値段で売れて、自分の手元に現金として返ってきて初めて本物の利益になります

見込み利益が見込み状態である限り、その利益は偽物です。

 

この崩壊は宿命

まぁこんな感じで「ひもQ」の悲しい最期を書いてきたわけですが

こういう価格競争からの崩壊はまったく珍しいものではありません

毎日どこかでまた新しい競争が起こり争いの数だけ新たな地獄が生まれています

 

そして店舗せどらーにおなじみ「ドン・キホーテの驚安プライス」値札

この値札の商品はだいたいエグい割引されてるので基本全部安いです

 

が、

こういった実店舗の割引商品も実は全国の店舗で統一されてたりします

 

その時その場所でモノレートチェックした段階でどれだけ波形がよくて売値が安定して出品者数がそんなに居なくても、出品登録してラベル貼って納品終わるまでの間にいきなり出品者が激増し価格競争が始まり、気づいたらその商品の息の根が止まってるなんてことは多々あります

 

僕も何度画面の前で「嘘・・・さっきまであんなに元気にしてたのに・・・」って呟いたことかわかりません

 

とにかく高粗利商品はよく死にます

なぜならあなたが「俺だけが知ってるコイツの本当の価値」と思ってるそれは、実は情報に敏いせどらーなら誰しもが推し量ることができる商材ポテンシャルだからです。

そうと知らないまま仕入れを行った段階で、価格崩壊に呑み込まれるのは最早必然だったのかもしれません。

 

ただ、全部が全部とにかく「高粗利商品=即死」の関係が成り立つわけではありません

こちらは同じく「ドン・キホーテの店舗限定特売」値札

 

店舗限定です

その商品がその値段で買えるのはその店舗、その在庫限り

他の出品者を増やさないためにあなたができることは、そこにある在庫を全てあなた自身が買いきってしまうことだけ

 

Let’s 縦積み

 

致命傷を防ぐために

「価格競争はどこでも起きる可能性がある」

「一度争いが始まると死を待つしかない」

これらは否定しようのない事実です

新しい商品を10個仕入れたら2,3個は「売値が下がって見込み利益ほどは利益が取り切れなかった」という商品は絶対でてきます

特に最初のうちは10個中4個も5個もそういう商品が出てくる可能性が高いです

 

ある程度の価格競争に巻き込まれるのは仕方ないと割り切った上で初心者が1つだけ意識するべき重要なポイントがあります

「その仕入先のそのセールでAmazonの出品者が何人増えるか・カート価格が何円下がるか」をチェックしてください

というか仕入れ自体はしなくてもいいです

脳内仕入れしましょう

 

例えば7月15日のAmazonプライムデーで、

8月9日のオムニセブン20%還元キャンペーンで、

9月5日の楽天スーパーセール買い周りマラソンで、

それぞれの仕入れ先サイトで「この商品仕入れようかな」と思った商品のモノレートグラフの波形と見込み利益を全部覚えます

覚えきれないなら画像スクショして保存してください

 

そして3日後でも一週間後でもいいので脳内仕入れした商品の商品ページを再チェックします

まぁそこそこの割合で出品者は増えてるしカート価格は下がってます

自分が前回その商品のモノレートグラフから推測した見込み利益との乖離をノートにメモします

その増加した分の新規出品者はあなたと同じようにそのサイトのそのセールから仕入れてAmazonで販売した人たちです

当然ながら次回もそのサイトでそのセールが始まったときは同じようなリサーチ方法を使って同じような仕入れ基準で商品をせどります

 

意外と出品者が増えなかったなら次回は脳内じゃなくて実際に自分で仕入れましょう

高粗利の見込みだったのに出品者が増えすぎて値段が下がったなら次回そのサイトのセールでどれだけ高粗利商品が並んでも仕入れを行うかどうか慎重に考えるべきです

 

「どのサイトのどのセールを何人のせどらーが巡回しててそのうち何人はこういう仕入れ基準でAmazonに出品してくる」という情報は実際に自分で体験しないとわからないですし、意識しなければ気づくこともできません。

 

逆に、意識さえできるならばほんの少し視点を変えるだけライバルと一歩違った結果を得ることができます。

 

価格競争は”悪”か?

ここまでのまとめ

 

  • 価格競争はどこでも起こる
  • どんな高粗利商品も死ぬ
  • 脳内仕入れで致命傷ガード
 

価格競争に対してかなりネガティブなポジションから解説してきた当記事ですが、これら価格競争があなたにとって100%デメリットにしかなり得ないかと問われたらそうとも限りません。

価格崩壊が「来る」とわかっていれば絶対避けられますからね

 

「ピンチのあとにはチャンスがくる」という言葉があります

あなたがライバルの3倍速く動けたなら、誰かにとっての「ピンチ」は、あなたにとっての「チャンス」なのかもしれません

 

僕は前回、[世界で最も簡単な「タイムバンクせどり」解説]の中でも価格崩壊のメカニズムとしてCholeの香水を例に解説しました

 

平均相場4000円を超えてたのに、タイムバンクのセールで大量に供給されたせいで3,000~3,200円まで下がっちゃいましたね、みたいな下りの部分です。

 

ここまでこの記事を読んでくださった皆さんがこれから先「コレ4000円で売れる香水ち”ゃん!ぃっぱいヵお藁藁」みたいな間違いを侵さないことは大前提として、

そこから一歩踏み込んだ「本当に価格崩壊リスクを抱えた商品は買わないべきなのか」の考察を以て記事の締めとさせていただきます。

 

その危機は好機

タイムバンクユーザーであればこの商品を知ってる人は多いでしょう

前々回の「8割還元 1億円キャッシュバック祭」でも、前回の「7割還元 1億円キャッシュバック祭」でも大人気だったまつげ美容液「リバイタラッシュアドバンス」です

特に前回の7割還元祭の際は開催期間中4日間ずっと在庫切れにならないまま大量のユーザーに毎日買われていました

タイムバンクユーザーに占めるメルカリ出品者の割合はかなり高く、当然のようにメルカリ市場のリバイタラッシュ相場は大暴落

 

7500円が5000円の大暴落

「これ7500円で売れたら4千円くらい利益でるじゃん!」ってタイムバンクに群がったメルカリ勢が実際には1個あたり1500円程度の利益しかとれなかったというかなしい事故です

 

タイムバンクのキャンペーンで1日1個しか商品を購入できない権利を他のものに使っていれば3千円も4千円も利益が抜けたわけですから、

1500円しか利益が取れなかったことは機会損失に他ならないでしょう。

 

さて、そんな悲しみと共に投げ売りされることとなった可哀想なリバイタラッシュですが

もちろん買いました

価格崩壊が起こってる商品=本来の価値より安く買える商品

底値で買えるなら後はいつどこで売るかさえ考えればすぐに収益化できます

 

メルカリでもラクマでも、タイムバンクでおもいっきりリバイタラッシュアドバンスを積んでしまった結果価格競争を起こさざるを得なくなった出品者達が日に日に値下げしていくのを片っ端から買い続けること計60個以上

容赦なく全部刈り取り

 

せどらーですから楽天ポイントは毎月5万ポイント以上のペースで増えていくわけで、ラクマなら楽天ポイントでリバイタラッシュが買えてしまう!

しかも5%クーポンが頻発されている関係で随分オトクに刈り取れます

 

そしてタイムバンクで買われた殆どのリバイタラッシュがフリマアプリに流されたということは同時に「販路としてAmazonを選択した出品者はごく少数しかいなかった」ということなので全部Amazonに移動

 

メルカリのピンチはAmazonチャンス

 

2日で完売!

楽天ポイントを9万ポイント消費するたびに現金13万円が戻ってくるみたいなフィーバータイムに突入して純利益で合計10万円前後のプラス

20万円が2日で30万円に変わるなら何度だってやりたいところですね

 

まとめ

タイムバンクのキャンペーンは

価格競争を利用してフリマアプリで刈り取り

あなたが価格競争に悩まされているその時に、どこかの誰かは笑いながらその商品を刈り取っているかもしれません。

 

視点をズラして広く市場を理解できれば「ピンチ」は「チャンス」に変えれます。

価格競争に翻弄される人と利用できる人の違いはたった一つの小さな意識の差です

 

あなたが普段仕入れで使ってるサイトに何人ライバルがいて、それぞれどういう判断基準で仕入れを行っていて、どのくらいの資金力で投資を行っているのかという点をしっかりリサーチした上で

どう戦うのがあなたにとって一番利益が最適化できるのか、市場にあった戦略を組み立てましょう。

 

 

おわり  時給200円達成できますように