電脳せどりの種類と商品探しのポイント解説【転売初心者向け】
- 2019.08.06
- せどり
前回【「せどり」とは?転売の仕組みと基本」】の中でコストコを例にせどりの解説を行いました。
その中で「電脳せどり」について興味をもった方から反響の声を多く頂いので今回は「電脳せどらー」という人種にフォーカスを充てて内容を掘り下げて行きたいと思います。
前記事の続きになりますので未読の方はコチラからどうぞ
電脳せどりの種類
オタクが「電車オタク」と「アイドルオタク」で別種の生き物であるように、
「電脳せどり」の中でも様々な「せどらー」がいます。
ここでは使用する販路に分けて「電脳せどり」の分類をわけて考えます
販路は大まかに「どこから仕入れて」「どこに売るか」の2点、
ネットの市場だと仕入元と販売先は無数にありますがそれぞれの例をあげると以下のようになります。
- 国内ECサイト
- 海外ECサイト
- 国内卸売業者
- 海外メーカー
- フリマアプリ
- オークションサイト
- ECサイト
- 買取業者
仕入元の種類とメリット/デメリット
国内ECサイト
ここで言う「国内ECサイト」は主に「Amazon」「楽天」「Yahoo!」ですがキャンペーンに合わせてノジマオンラインやヨドバシ・ドットコムを使うこともあります。
「ひかりTVショッピング」や「Shiro公式ホームページ」でもいいです。
メリットは供給が安定していてリサーチが簡単で敷居が低いこと、
デメリットは仕入れ原価があがるため粗利の確保が難しい点です。
海外ECサイト
「米Amazon」や中国の「AliExpress」「タオパオ」等が筆頭候補にあがります。
メリットは競争相手が少なく自分が見つけた商材を他人に乗っ取られる心配が少ないことで、
デメリットは商品だけでなく輸入代行業者をリサーチする手間が必要な点。
iPhoneのLightningケーブルであれば1本あたり100円未満で仕入れることができるほど原価が安いです。
国内卸売業者
ネットで法人向けに大口取引を行う卸売業者とすぐに繋がることができる世の中ですから、サプライヤーとの直接の繋がりを作ること自体は誰にでもスムーズに行えます。
ただ、「腕のいいサプライヤーを見つけることができるか」「割のいい取引条件を結ぶことができるか」という重要な点が運要素に左右されてしまう点が大きなデメリットかもしれません。
もし「当たり」を引けたのであれば海外ECサイトよりも量と質で勝る仕入れが可能になります。
海外メーカー
馴染みのない人からすると想像しづらいことでしょうけど、ここを仕入れの最終目標に置くせどらーは多いです。
Amazonで近年中国の激安ガジェットがシェアを広げているのはご存知かと思います。
ワイヤレスイヤホンとかゲーミングヘッドホンとかはほとんど中国系のメーカーですよね。
ああいう製品ってほぼほぼOEM生産で中国の製造工場に委託して自社ブランドの製品を生産してもらう形式なんですけど
例えば中国人のAさんが中国のB社という工場でオリジナルの商品を1000セット生産するとします、同人誌の委託生産みたいなもんですね。
それをAさんは中国のCマーケットという卸売サイトで最小ロット50個から販売します
この商品を50個買った中国人Dさんはより利益を取るためにそれを日本Amazonに出品します
こうしてAmazon.jpには激安中国製品が溢れかえることになりました。
というのが今のAmazonの現状で、
元からAmazonを使ってた日本のせどらー達も気づくわけです
「俺も中国のCマーケットでAさんから直接卸して貰えばDさんと同じ条件で戦えるじゃん」と。
こうして日本人も中国の卸売から仕入れるルートを開拓し、中国人Aさんとの取引を続ける中でゴーストが囁きます
「AさんがB社に委託して1000個の商品を自社ブランドとして作らせてもらえたわけだし、日本人の俺でもB社に頼めば独自ブランドの商品を生産してもらえるのでは?」と。
結果何が起こるかというと
名も無き日本人せどらーが中国の卸売業者と繋がり、取引を続ける中で彼自身が中国の生産工場を使いオリジナル中華デバイスの製造元責任者へと進化するわけですね。
これで「ある個人の日本人せどらーだけが販売権利を持つ激安中華デバイス」の完成です。
生産工場が中国のため生産コストは非常に安く、生産者も卸売も自分個人のため仲介手数料が不要で粗利率が高く、販売権利を持つのも自分だけなので誰かに利益を横取りされる恐れもありません。
夢のようなビジネスですね
このOEM中華ガジェットの輸入販売は近年のAmazonせどらーのトレンドです
販売先の種類とメリット/デメリット
フリマアプリ
近年オークションサイトに変わり台頭してきた「メルカリ」や「ラクマ」などの所謂「フリマアプリ」ですがメリットは大きく2つあります。
「出品制限が甘く、取引するのに特別な資格を要求されない点」と「後発サービスとしてよりユーザビリティの高いデザインに仕上がっていること」です。
アプリの機能一つ一つがユーザーにわかり易く設計されていて、初めてサービスを利用する場合でも全く操作がわからないなんて事態はめったに起こり得ません。
デメリットは誰にでも操作できてしまう操作性の良さが人口の急増と治安の悪化を招いてしまったところです。
端的に言うと「初心者でも始めやすく」「客層が広すぎてピンキリ」というのが特徴です。
オークションサイト
フリマアプリに人口が流出したため以前ほどの賑わいはありませんが、ユーザーに占める「購買意識の高い客」の割合が高いため質としてはこちらのほうが勝ります。
メリットは即時性の高い換金が安定して可能なところ、
デメリットは中古市場のため売上の予測が立つまでにある程度の経験が必要な点が挙げられます。
このデメリットに関しては売り手の経験を補完してくれるツールが多数あるため「オークションせどらー」は初心者でも簡単に始めやすいせどり方法と言えます。
ECサイト
販売先でECサイトという販路を用いる場合に最も使用率が高いのは「Amazon」です。次いで出店料の関係で「Yahoo!ショッピング」、「楽天市場」の準に並びます。
商品カテゴリによっては「自社通販サイト」という形をとる場合も多くあります。
各ECサイトの中でもそれぞれ特徴が分かれるのでAmazonを例に説明すると、
フリマアプリ並に手軽に出品できるハードルの低さと世界最大の顧客数が最大のメリットで、
シビアな市場競争を勝ち抜くために知識を身につける必要がある点はデメリットと言えるかもしれません。
Amazonの出品に関しては必要なものをまとめた記事がありますのでそちらをどうぞ
買取業者
例えば任天堂Switch等のゲームハードやスマートホン、電子タバコや家電製品なんかは特に中華系企業の日本進出が盛んで今でも毎日大量のSwitchとiPhoneが輸出されています。
海外需要のある製品に関しては個人で何百台持ち込もうとその場で現金一括の取引をしてもらえるため換金速度という1点においては他のどの販路より優れています。
デメリットは買取金額が国内だけでなく世界情勢に左右されてしまう点でしょうか。
例えば任天堂Switchのバッテリー増強版新モデルが日本国内より先に香港で発売開始になるというニュースが流れても国内相場には何の影響もないはずですが海外ではどうしても香港版優先の価格設定になっていまいます。
売れる商品の探し方
販路選びのスタート地点は3つあります。
- 「何を」買って欲しいのか
- 「何処で買ったものを」売りたいのか
- 「どの市場で」出店したいのか
要は最初に決めるべきは「商品」なのか「仕入元」なのか「販売先」なのかという議論です
どれをスタートにするかは時と場合によりますのでここでは無条件に「できるだけ選択肢が広い状況で最大限粗利をとるための動きとしての最適解が何か」について結論からコンパクトにまとめます
まずは「仕入元」の選定
もしあなたが「どうしても電子タバコを売りたい。電子タバコ転売ヤーになって楽天に出店するのが昔からの夢でした!」みたいな特別な宗教や信念を持たないのであれば、
まずは商品の仕入元からルート開拓することをオススメします。
上で4種類の仕入元のメリット/デメリットについて触れましたが、何のコネクションも経験もない0からのスタートの場合選ぶことが可能なのは国内か海外のECサイトになります。
例えば「楽天市場」から何か商品を探す場合はトップページからリアルタイムの売れ筋ランキングを確認して「モノサーチ」等のツールで他店との価格比較をしていくのが効率的です。
商品が見つかったら
仕入元のサイトから購入する商品が決まったらあとは販売先の選択のみです
先に挙げた4種類の販売先のメリット/デメリットを加味して自分がいまその商品からどの程度の粗利が欲しいのか・どの期間で換金する必要があるのかを基準に販路を決定しましょう。
モノレート等の在庫追跡ツールを使用することでその商品が何円で・月に何個づつ売れる商品なのかをリサーチすることができます。
まとめ
今回は電脳せどりの種類と商品選びについて解説してきました。
せどりについて全く知らない人にもわかりやすく「せどりとは何なのか」「具体的にどうすればせどらーになれるのか」を伝えるが目的の当ブログですが、
拙い文章と至らない心遣いで読者の皆様にご不便をおかけすることも多々あります。
ご不明な点や記事内容のリクエストなどあればコメントやDMにていつでも承っておりますのでご意見ぜひぜひお寄せください!
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